中小企業診断士は独学で合格できる?試験難易度や必要な勉強時間を徹底解説!

各種ランキングで社会人ナンバーワンの資格「中小企業診断士」
キャリアアップのためや、将来に職に困らないようにと資格の取得を考えている方も多いのでは?

この記事では、中小企業診断士に興味がある方のために、「中小企業診断士の仕事内容」や「資格を取得するメリット」、「おすすめの資格学校や通信講座」についてまとめています。

今回、現役で中小企業診断士として活躍されている奥村さんに実際にインタビューさせていただき、中小企業診断士の資格や働き方についてのお話もしていただきました。

この記事のエキスパート

奥村和馬

株式会社奥村総合企画の代表取締役奥村和馬と申します。 中小企業診断士(経営コンサルタント唯一の国家資格)として和...

中小企業診断士について受験してみたいけど、受験の準備をする前にもっと準備をしておきたいという方へ。中小企業診断士に興味のある方は是非参考にしてみてください。

中小企業診断士とはどんな仕事?魅力は?

——中小企業診断士とはどのような仕事なのか具体的に教えていただけますか?

中小企業診断士は中小企業の課題に対応するための診断・助言(コンサルティング)を行うための専門家です。現在全国に26,000人ほどの中小企業診断士がいます。

——なるほど!コンサルティングをする専門家なんですね!コンサルティングをやっている方はたくさんいると思うんですが、中小企業診断士と何が違うんですか?

確かにコンサルタントは自分で名乗ればできる資格が要らない仕事です。資格が要らない仕事ですので、すごい実力を持った人からそうでない人まで様々なのが現実です。そんな中で中小企業診断士は経営コンサルタントのプロと認められた国家資格です。国家資格ですのでお客様から信頼を得やすいことが大きな違いとなっています。

——確かに、だれでも名乗れる仕事となると自分が依頼しようと思ったときも誰に頼めばいいのか難しいですね。そんなときに資格を持っている方なら安心して依頼をしやすいですね!ちなみに中小企業診断士にしかできない仕事ってあるんですか? 

実は中小企業診断士にしかできない独占業務はありません。税理士や行政書士といった国家資格とは違い独占業務は存在しませんがたくさんの魅力があるんですよ!

独占業務がないが公的業務に関わることが出来る

中小企業診断士には公認会計士や税理士、社会保険労務士、行政書士といった他の国家資格とは違い、独占業務が存在しない「名称独占資格」です。

しかし、公的機関(商工会議者や各所の産業支援センター)の仕事には「中小企業診断士の資格を有すること」という要件がある場合も多く、公的機関の仕事の中で中小企業の経営コンサルティングの仕事は独占業務と言っても過言ではありません。公的機関から依頼は「専門家派遣」と言われる経営コンサルティングの仕事がメインとなります。

専門家依頼は公的機関に専門家登録をすることによって、仕事依頼が来るようになっています。

経営コンサルティングに関わる唯一の国家資格

経営コンサルタントになるには特に資格は必要なく、誰でも名乗ればできてしまう職業です。誰でもなれる職業だからこそ品質にばらつきが大きく、クライアント側は本当に信頼できる経営コンサルタントなのか悩むことが多くあります。

そんな中、難関試験を突破し、経済産業省から中小企業診断士として認定された経営コンサルタントにはクライアントから見ても信頼感があります。つまり、中小企業診断士の資格を取得することは信頼の基準であり、この信頼こそが経営コンサルタントをする上で一番の強みと言えるでしょう。

受験資格なし!偏差値も関係なし!

中小企業診断士試験は「大卒以上」「〇〇1級以上」「職務経歴○年以上」といった受験資格や職歴に条件が一切ありません

しかし合格後には幅広い業界で活躍できる資格と言えます。受験資格や条件が一切ないので、これから資格を活かして新たなフィールドで活躍したい方にはもってこいの資格です。

中小企業診断士を取得するメリット

中小企業診断士の資格を取得するメリットは現在の立場によっても色々と考えられます。現在の職業に沿ってメリットを紹介していきます。

【社会人】20~30代なら独立開業や転職に活かせる

中小企業診断士を取得した後に、独立開業して成功している方はたくさんいます。成功している先輩の中小企業診断士ネットワークに入っていくことで、独立開業するための方法を知ることができます。

また、独立開業しないまでも、中小企業診断士を持っていると転職でもとても有利です。企業の採用担当者からすると、資格を持っていることで一定の知識レベルを持っていることを把握することができます。また、難関資格にチャレンジしたという「成長意欲」や「学習能力」が評価に繋がります。

ただし、中小企業診断士の資格を持っていれば必ず転職が成功するわけではなく、「なぜ自分のキャリアの中で中小企業診断士を目指したのか?」「資格を活かしてどんな仕事をしたいのか?」を明確に語れることが重要となります。

——奥村さん中小企業診断士として独立していますが、資格を取得して独立して働かれている方ってどのくらいいるんですか?

中小企業診断士は独立する方が3割所属している企業にそのまま残る方が7割程度となっています。

——独立される方のほうが少ないんですね!

中小企業診断士の資格は企業内での出世を目指すためにも有効ですので、そのために資格を取る方も多いです。また、独立してイチかバチかの勝負をするよりも企業内にいたほうが安心の部分は少なからずありますね。

【主婦/主夫】再就職や復職の幅が広がる

中小企業診断士の資格を持っていると一定の知識を持っていることの証明となります。そのため、経営に関する領域の業務にも対応できると認めてもらえることも多く、良い評価をもらえることが多いです。

さらに、仕事から離れていた間も自分の価値やスキルを高めるために努力していたことも評価してもらえます。ですので、1度仕事から遠ざかった方であれば、中小企業診断士の資格は復職の際の大きな武器となりえるでしょう。

また、中小企業診断士は経営や財務会計、経済政策、マーケティングについても知識を有した資格で、どの業界でも通じる大切な力を持っていると判断してもらえるので、未経験の業界でも転職先の候補として広がると言えるでしょう。

【学生】就職活動で有利に立ち回れる

中小企業診断士の資格を取得することや挑戦することは就職活動にも有利に働きます。

理由の1つ目は、学生での合格者が少なく希少価値が高いからです。希少価値が高いため、採用担当者が履歴書を見たときに興味を持ってもらいやすくなります。また、難関資格を取得しているという実績も高く評価されることが多いです。理由の2つ目は難関資格に挑戦したこと自体に価値があると判断されるからです。資格に合格することが1番ではありますが、学生の期間中に難関資格にチャレンジし、知識を得ていることも高く評価されます。

上記2つの理由から学生期間に資格に合格すること、仮に合格できなくてもチャレンジすることが就職活動で有利に立ち回れる理由となります。


奥村さんが資格を取得したきっかけを聞いてみました!

——中小企業診断士は色々な方にとって有効な資格になりそうですね!奥村さんはどんな理由で資格取得を目指したか教えてもらえますか?

私は中小企業診断士を目指した理由は大きく2つで、「父親が作った会社を継ぐため」「自分の人生を変えるため」です。まず1つ目ですが私の父親は中小企業診断士として独立・開業をしていました。その会社を継ぐために資格取得を目指したのが1つ目の理由です。ちなみに中小企業診断士は他の士業と比べて親子で引き継ぐ形、いわゆる2代目が少ない士業となっています。

——お父様も中小企業診断士だったんですね!どうして中小企業診断士は2代目が少ないんですか?

大きな理由は独占業務がないことだと思います。中小企業診断士にしかできない仕事はありませんので、いくら親子と言ってもそのまま業務を引き継げるわけではなく、自分自身で能力を高めて色々な仕事ができるようになる必要があります。ただ、独占業務がないので自分の創意工夫次第で何でもできるので、ものすごくやりがいのある仕事だと感じています。

——奥村さんの話を聞いているととてもやりがいのある仕事なんだと感じました!途中で質問を挟んで失礼しました!中小企業診断士を目指した2つ目の理由もお願いします!

かしこまりました!2つ目の理由は自分の人生を変えるためです。私の20代30代「アルコール依存症」のときもありボロボロのときもありました。そんな自分自身を変えようと思って勉強したのが中小企業診断士でした。結果的には資格に合格し世界が一変し明るいものとなったので、私にとって中小企業診断士は人生を変えるきっかけになったと言っても過言ではありません!

中小企業診断士の平均年収は3割が1,000万円越!?

まずは、公開されている統計データから中小企業診断士の年収を考察してみましょう。「業務全体」の日数が100日以上の方のコンサルタント業務の年収は以下のとおりとなっています。

年収回答数構成比(%)
100万円以内1139.36
101~200万円以内917.54
201~300万円以内988.12
301~400万円以内907.46
401~500万円以内1008.29
501~800万円以内23619.55
801~1,000万円以内16113.34
1,001~1,500万円以内17714.66
1,501~2,000万円以内736.05
2,001~2,500万円以内252.07
2,501~3,000万円以内181.49
3,001万円以上252.07
有効回答数1,207100

出典:一般財団法人中小企業診断協会「データでみる中小企業診断士」(https://www.j-smeca.jp/contents/enquete/index.html)

最も構成割合の多い年収は501~800万円以内で19.6%となっています。一方で年収1,000万円以上の方の割合は全体の26%以上となっていて、中小企業診断士の4人に1人が年間に1,000万円以上の収入を得ていることがわかります。

中小企業診断士は独占業務がないので、資格を取得しても食べて行けない資格と言われることもありますが実態は異なっていることがデータからよくわかります。むしろ日本全体の平均年収と比べてみても大きく年収が上回る仕事と言えます。

一方で厳しい現実となりますが、データをみてわかるように稼げていない中小企業診断士もいます。中小企業診断士になれば絶対に稼げるというわけではないのです。

ちなみに稼げない中小企業診断士の特徴を紹介しておくと、以下の3点となります。

  1. クライアントからの満足度が低い
  2. 公的機関の仕事の割合が高い
  3. 2次請負の仕事が多い

経営コンサルタント業もお客様あっての商売となりますので、満足度が低いとリピートの依頼もなくなりますし、新規の依頼も増えていきません。

また、公的機関からの仕事や、先輩中小企業診断士からの依頼は、自身で契約を取りに行った仕事と比べて報酬が低くなりがちです。ですので、中小企業診断士として高収入を目指すなら、中小企業診断士の資格をとった後も努力を重ねていく必要があると考えられます。

奥村さんにも年収をアップ出来る取り組みはあるのか聞いてみました!

——踏み込んだ質問になってしまいますが、中小企業診断士として稼ぎを増やすにはどういった取り組みをすればいいか教えてもらえますか?

いえいえ。お金は大切なことですので!これは私の考え方ですが、収入は「仕事(案件)の単価×対応件数」で決まると考えています。ですので、対応する仕事を選んで単価を上げるか、単純に対応する仕事の件数を増やすかをすれば年収を増やすことが可能です。

——なるほど!では、直接の依頼をたくさんもらえるようになればいいんですね!?

確かに事業者からの直接の依頼を増やせば高単価の仕事が増えて年収が増加する可能性が高いです。しかし、実績や経験がない状態では直接の依頼をもらうのは難しい場合もあります。また、事業者から直接の依頼だけに依存するのではなく、収入源のバランスを考えることも中小企業診断士として働き続けるために重要になってきます。実際多くの中小企業診断士は事業者からの直接の仕事と公的機関からの仕事の両方をしている方が多いですよ。

中小企業診断士の受験科目

ここからは中小企業診断士の受験科目について詳しく紹介していきます。まず、大まかな受験の流れは以下となります。

  • 8月上旬:1次試験(マークシート方式)
  • 9月上旬:1次試験合格発表
  • 10月上旬:2次試験(筆記試験)
  • 12月初旬:2次筆記試験合格発表
  • 12月上旬:2次試験(口述試験)
  • 1月初旬:合格発表

※年によって前後する場合がありますので、最新の情報を確認してください。

夏から1次マークシート方式での試験を行い、12月に2次の筆記試験、口述試験へと続いてきます。

試験合格後、実務補修または実務従事を経て書類提出後、晴れて中小企業診断士としての登録が完了し、活動ができるようになります。大まかな流れは上記となりますが、ここからはそれぞれの試験について詳しく紹介していきます。

【8月】1次試験「マークシート形式」

1次試験はマークシート方式による多肢選択式で実施されます、試験科目は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理(オペレーション・マネジメント)」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営」の7種類です。

試験は2日間で実施され令和2年度の試験実施は以下となっていました。

月日時間試験科目主な内容
7月11日(土曜日)9:50~10:50A 経済学・経済政策マクロ経済・ミクロ経済
11:30~12:30B 財務・会計アカウンティング(会計)・ファイナンス(財務)
13:30~15:00C 企業経営理論生産管理、店舗・販売管理
15:40~17:10D 運営管理(オペレーション・マネジメント)会社法、知的財産権、民法など
7月12日(日曜日)9:50~10:50E 経営法務情報システムの基本知識、経営情報管理
11:30~12:30F 経営情報システム情報システムの基本知識、経営情報管理
13:30~15:00G 中小企業経営・中小企業政策中小企業経営・中小企業政策

1次試験の合格基準は総点数の60%以上で、かつ 1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率となっています。3年間に7科目すべてに合格すれば2次試験の受験権利が得られるため、1年間ごとに勉強する科目を決めて試験に挑むことも可能です。

合格後の2次試験受験の資格有効期限は合格年度を含めて2年間となっています。2年を経過してしまった場合、改めて全科目の合格が2次試験を受験するために必要となりますので注意してください。

【10月】2次試験「筆記」

2次試験は中小企業診断士が持つべき応用能力の有無を判定するために、中小企業の診断および助言に関する実務の4つ事例問題となっています。
4つの事例問題は具体的に以下となります。

事例Ⅰ組織・人事戦略診断組織(人事を含む)を中心とした経営戦略に関する事例
事例Ⅱマーケティング・流通戦略診断マーケティング・流通を中心とした経営戦略に関する事例
事例Ⅲ生産・技術戦略診断生産・技術を中心とした事例
事例Ⅳ財務(ファイナンス)戦略診断財務・会計を中心とした事例

2次試験の内容は単に暗記すれば回答できるようなものではなく、考えることが必要な試験となっています。公式や文章を暗記するだけといった受験対策で通用しないため、難易度が高い試験と言えるでしょう。一方で考えることが得意な人にとっては相性のいい試験となります。

【12月】2次試験「口述」

最後の試験となるのが口述式での試験で、2次試験の筆記試験合格者に対して実施されます。具体的には、筆記試験の実例などをもとに、口述試験の受験者個々人に約10分間の面接試験が行われます。

独学で合格するのに必要な勉強時間&科目難易度

中小企業診断士試験の合格に必要な勉強時間は1,000~1,500時間が目安とされています。仮に1年間で合格を目指すと、毎日3時間の勉強を繰り返すことが目安で、1週間だと20時間程度になります。

科目ごとに勉強時間の目安や難易度が異なってくるので表にまとめました。

科目勉強時間(目安)難易度
A 経済学・経済政策180時間難しい
B 財務・会計220時間難しい
C 企業経営理論140時間普通
D 運営管理(オペレーション・マネジメント)120時間易しい
E 経営法務140時間普通
F 経営情報システム120時間普通
G 中小企業経営・中小企業政策80時間易しい

目安と言われている時間は1つの基準に過ぎません。すでに深い知識があったり、経験がある科目は勉強時間を少なくできるでしょうし、逆に全く経験のない科目は勉強時間が増えるかもしれません。

また、上記の難易度の他にも暗記中心の科目だったり、理解することが大切な科目だったりと、科目ごとに特徴もあります。独学でも通信講座等を利用した場合でも、学習する順番や時間配分に注意をして、科目ごとの特徴にあった勉強法を意識することも大切です。

奥村さんが当時資格取得の勉強をしていた際に取得までの時間どのくらいかかったのか聞いてみました!

——勉強の目安の時間がありますが、奥村さんや奥村さんのお知りあいが、実際にどのくらい時間が資格を取るまでにかかったか教えていただけますか?

私は平均よりも長く資格を取得するまでに8年かかりました。8年かかりましたが、資格を取得することによって人生が大きく変わったので勉強を続けて良かったと思ってます!私の知人で言うと、1年間で資格を取得した人もいますし、長い人だと10年を超えて取得したケースも知っています。

——そうなんですね!色々なケースがありますね!

やはり人それぞれですね。科目にもよりますが、試験勉強をはじめるまでに金融業に携わっていたり、ITに精通していたりする人は早かったりしますね。

中小企業診断士のおすすめ過去問アプリ&サイト

中小企業診断士は人気の資格のため、独学で勉強するための問題集や最近でアプリでの試験勉強もできるようになっています。様々なものが出ていて、どれを使えばいいのかわからないという声もよくいただきましたので、使いやすい問題集やアプリを3つ紹介していきます。

【テキスト】スピードテキスト(TAC)

中小企業診断士1次試験対策におすすめのメインテキストは、中小企業診断士の最大手の山門学校「TAC」が販売している「スピードテキスト」がおすすめです。TACの講座利用者と全く一緒のテキストなので品質は申し分なく、初学者でも理解できるように図やイラストが豊富です。

わかりやすい反面、試験範囲をすべて網羅したテキストとなっているため、すべてしっかりと勉強していると目安とされる時間を簡単に超えてしまいます。最短での合格を目指したい場合は、出題頻度が高い分野や論点を把握した上で、勉強する時間や優先順位を決めることが大切になってきます。

【過去問】過去問完全マスター

試験対策では必須となるのが過去問題集ですよね。過去問題集もたくさん販売されていますが、選ぶべき問題集「過去問完全マスター」1つだけです。

過去問完全マスターを選ぶべき理由以下の3点です。

  1. 年度別ではなく論点別で分けられている
  2. 出題頻度の高さ順に頻度が高い問題から掲載されている
  3. 10年分の問題が掲載されている

ただ過去問が用意されているだけではなく、効率的に学習するための仕組みが揃っている過去問題集だと言えます。

✓他の過去問題集ですと年度別でまとめられていて、論点別の出題頻度がわからない
✓5年分だけで量が少ない

といったデメリットがあるので、過去問に関しては「過去問完全マスター」を選んでおけば間違いありません。

【アプリ】中小企業診断士スピード問題集「SmartAI」

中小企業診断士の試験対策におすすめのスマホアプリは「中小企業診断士2018年度版 スピード問題集SmartAI」です。

資格の専門学校TACが出版している問題集がアプリ化したもので、問題が約1,000問収録されています。

◇収載されている問題◇

  • 企業経営理論:141問
  • 財務・会計:125問
  • 運営管理:153問
  • 経済学・経済政策:147問
  • 経営情報システム:145問
  • 経営法務:131問
  • 経営法務:131問

1次試験の7科目すべての問題が収録されていますので、移動時間などのスキマ時間を使って中小企業診断士の問題演習を行うことが可能です。

また、ただ問題を解くだけではなく、解説もありますので理解度をアップさせることも可能です。アプリだけで試験合格を目指すのは難しいですが、スキマ時間を利用して勉強時間を確保するには非常に使いやすいものとなっています。

合格率は例年の20%くらい

中小企業診断士試験の直近10年間での合格率の平均を見てみると、1次試験の合格率が平均24.6%、2次試験の合格率が20.1%となっています。

年度1次試験2次試験
平成23年度16.4%19.7%
平成24年度23.5%25.0%
平成25年度21.7%18.5%
平成26年度23.2%24.3%
平成27年度26.0%19.1%
平成28年度17.7%19.2%
平成29年度21.7%19.4%
平成30年度23.5%18.8%
令和元年30.2%18.3%
令和2年度42.5%18.4%
平均24.6%20.1%

直近の結果では、1次試験の合格率が過去10年で最高の42.5%で、その前年と比較しても12.3ポイント合格率が増加していました。2次試験の合格率はほぼ横ばいで20%前後の合格率が10年間続いています。平成28年度以降は1次試験の合格率の上昇が続いているので、中小企業診断士の資格取得をしたい方はいまがチャンスかもしれません。

——1次試験から2次試験まで1回だけの受験で合格できる方ってどのくらいいるんですか?

1次試験、2次試験ともに合格率がだいたい20%程度となっているので、1次試験・2次試験とストレートで合格できる方は約4%程度と狭き門となっています。ただし、ストレートでの合格でなくても1次試験を突破していれば次の年に2次試験から再度挑戦することが可能なので、諦めないで勉強を続けてほしいですね!

独学が難しければ通信講座がおすすめ

中小企業診断士の試験勉強方法としては「専門学校への通学」「通信講座」「テキストでの独学」の大きく3つがあります。

3つそれぞれ特徴があるので、それぞれ表で比較してみました。

メリットデメリット
通学・強制的に勉強時間を確保できる
・わからない点はその場で質問が出来る
・受験仲間を作りやすくモチベーションを維持しやすい
・通学の必要がある
・スケジュールが決まっているので、自分の予定にあわせて調整は難しい
・通信講座、独学と比較して費用が高い
通信講座・通学の必要がない
・スキマ時間で勉強がしやすい
・通学に比べて費用が安い
・自分の得意不得意にあわせて勉強時間の調整が容易
・すぐに講師に質問ができるわけではない
・誰にも強制されないので、勉強時間を自分で確保する必要がある
独学・通学の必要がない
・勉強代がかからない
・好きな時間や場所で取り組める
・学習方法が間違っていても気がつかない
・わからないことがそのままになりやすい
・誰にも強制されないので、勉強時間を自分で確保する必要がある

まず通学の一番のメリットは。その場ですぐに分からなかったことを質問できることです。初学の場合はわからないことや疑問で出やすいので、その場で問題を解決できることは大きな強みでしょう。一方で通学は費用が高くなりやすく、スケジュールは固定ですので調整が自身の仕事やプライベートのスケジュールとの調整が難しくなることがデメリットとなります。

次に、通信講座のメリットは通学に比べて費用が安いが、質問ができる体制が整っていることと、スケジュールの調整が容易なことです。通信講座によっては質問したらすぐに返答が得られる講座もありますので初学者にとっては嬉しいサービスです。一方で多忙な方の場合勉強を後回しにしてしまい、時間をしっかり確保できなくなる可能性があることがデメリットと言えます。

ただし、自分でスケジュールのコントロールができ、質問ができる体制もありますので、社会人にとっては一番勉強を進めやすい方法と言えるでしょう。

最後に独学ですが、1番のメリットは費用が安いことです。自分でテキストを選定し勉強を1人ですすめることになりますので、費用の調整が可能です。一方でデメリットは誰にも質問できないことです。疑問やわからないことが出てきたときに誰にも質問ができないので、疑問やわからないことを放置しがちです。独学で中小企業診断士に合格するためにはこの問題を解決するための手段が必要になりますので、知り合いに相談できる相手がいる、参考書で確実に理解できるという方以外には初学者にとっては1番合格が難しい方法と言えるかもしれません。

——色々な勉強方法がありますが、奥村さんはどのような方法で勉強されましたか?

私は資格のTACに通って勉強をしました。私が通学での勉強を選んだ理由は学校なのでカリキュラムがしっかりとあること、テキストも揃っていること、模擬試験も定期的にあることが理由でした。ただやはりお金がかかってしまうという点はありましたね。

——通学は色々充実しているからこそ高い値段が気になるかもですね。これから勉強をはじめるならどの方法がおすすめですか?

一概にこれがおすすめ!ということはできませんが、自分自身をある程度自制できる方は通信講座や独学強制的に追い込みたい方は専門学校に通学など、自分の性格にあわせて選ぶことをおすすめしたいです。

——1時試験はマークシート式なので自分でも勉強できるかも?と思ったのですが2次試験の論述は1人での勉強は難しそうだと思いました。奥村さんの考えを教えてもらえますか?

そのとおりですね。論述試験は唯一の答えがない試験ですので自分1人で勉強するのは大変かもしれません。ですので、1次試験は自分で勉強し、2次試験対策からは通学や通信講座での添削を依頼するなどの使い分けが有効かもしれません。また、最近だとSNSを通じて有志での勉強会を開催したりで対策している人も多いので、1つの手段としておすすめです!

——ありがとうございます!やっぱり2次試験対策は自分1人ではなく、誰かとやるのが有効そうですね!

2次試験は考え方や思考力が問われる試験ですので、自分だけの意見ではなくたくさんの人の意見や考え方を知ることがとても有効な対策になると思いますよ!

中小企業診断士取得におすすめの資格学校や通信講座ランキング

中小企業診断士資格取得に関して、自分ではテキストを選ぶのも難しいそうだし、一括でしっかり学べる講座で学びたいという方向けに、おすすめの資格講座を3つ紹介していきます。

1位 STUDYing(旧通勤講座)

スタディングの中小企業診断士講座は、短期間で国家試験に合格した人たちの勉強法を徹底的に研究することで開発したオンライン講座です。これまでの資格講座とは違い、仕事が忙しい方でも効率的に勉強ができるように、スキマ時間を活かした学習に最適化されています。

スキマ時間の勉強に最適という特徴以外では、以下の特徴があります。

  1. ビデオ、音声講座で従来のテキスト講座よりも効率よく学習ができる
  2. ビデオ学習後に最適な順番でアウトプット(問題回答)ができる学習フロー機能がある
  3. 学習マップを使って知識を整理・体系化が可能
  4. 低価格かつ分割払いも可能
  5. 合格お祝い金10,000円!

STUDYing公式ページで
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色々な魅力はありますが、やはり1番の魅力はスキマ時間を活用して効率的に勉強ができることです。普段なかなか固定で勉強時間が取れない方でも移動中などで勉強ができるので、忙しいけど資格勉強もしっかりとしたいという方におすすめの教材です。

2位 アガルートアカデミー

アガルートアカデミーはオンライン講義の配信を中心とした講座を展開しています。教室を設置する賃料等の費用を大幅にカットすることで、業界最低水準の受講料を実現しています。

価格以外にも以下のような特徴があります。

  1. テキストがフルカラーかつ図表が多くわかりやすい
  2. Facebookコミュニティで講師に質問もできる
  3. 総合カリキュラムでは5年分の過去問、2次試験過去問解説など試験対策も充実
  4. 音声DLが可能でスキマ時間で勉強もしやすい
  5. 動画は3倍速まで調整可能なので自分のペースにあわせて調整しやすい
  6. 各種割引も充実!資格合格得点で全額返金お祝い金も!

アガルートアカデミー公式ページで
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テキスト、動画、音声と教材の充実、講師に質問ができる環境、過去問や2次試験の解説など試験対策の充実など、総合的にみて最もコスパが高く、使いやすい通信講座といえるでしょう。

受講相談も対面、電話、メールと様々な方法を用意しているので、気になる方はまず相談をしてみてください。

3位 フォーサイト

フォーサイトの教材は試験で合格すること、つまり「合格基準」を超えることを目指すことを重点のひとつとしている効率重視の教材となっています。すべての網羅し勉強するのではなく、必要な箇所に絞って勉強することができるので短期間での試験合格を目指すことが可能です。

効率にこだわった教材以外にも、以下の特徴があります。

  1. 見開きで左に問題、右に解説となって使いやすい過去問を用意
  2. ハイビジョンで見やすい映像講義
  3. テキストや問題集、講義などすべてがスマホから閲覧可能!
  4. 専任講師にメールで質問が可能!

フォーサイト公式ページで
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フォーサイトでは試験に関する質問以外にも「合格できるか不安・・」「忙しくて勉強が進まない・・」などの悩みや不安を相談が可能です。通信講座での勉強はどうしても1人で抱えこみがちになってしまうので嬉しいフォローです。

フォーサイトの通信講座利用者の試験合格率は全国平均の約1.41倍という実績も出ていますので、教材とフォロー体制両方に優れた講座と言えます。

中小企業診断士の資格を副業として活かせる職種

中小企業診断士を目指す方の中には中小企業診断士の資格を活かして副業をしたいという方も多いかと思います。そんな方のために、中小企業診断士の資格を活かした副業を紹介していきます。

①コンサルティング業務
平日に本業があり副業として行うコンサルティング業務では、講演・教育関連業務や調査、研究業務、商店街支援が多いです。本業がある時間帯は仕事を受けられないため終業後や休日で受けられる範囲での対応となります。

②補助金や助成金申請の補助
国は中小企業の発展やサポートのために様々な補助金制度を出しています。しかし補助金をもらうには国の審査を通る必要があり、書類等の準備が膨大になるため中小企業診断士への委託も増えています。
補助金申請の補助を請け負うことで補助金の2割り程度を報酬としてもらうことが多く、副業をする中小企業診断士が行うことが多い業務の1つとなります。

③記事の執筆・サイトの運営
中小企業診断士の資格取得希望者向けに記事を作成したり、商店街に取材をして雑誌やWEBなどの記事の執筆を担当したりと、中小企業診断士だからこそできる記事の作成領域は多岐にわたります。また、記事作成だけではなく、自身でサイトを運営することも昨今人気を集めています。

中小企業診断士の資格を活用し副業で稼ぐことは十二分に可能です。しかしながら終業後の時間を活用、または休日を活用しての活動となりますので、本業や私生活に支障がでないように注意し、本業と両立できる副業を選ぶようにしてください。

試験合格で人生変わると思うか役に立たないと思うかは自分次第

——最後にこれから中小企業診断士の資格取得を目指す方に向けてメッセージをいただけますか?

中小企業診断士は経営全般を学ぶ資格です。これから働いていく上で、様々な知識を身につけたり、色々な視点で論理的に物事を考えられる力は必ず仕事に役立ちます。実際私は世界も、視野も広げることができました。資格取得後も自由度が高く、資格をどのように活かすか考えられるのも中小企業診断士の魅力です。非常に実用的で魅力があり、やりがいもある資格ですので皆さんぜひがんばってください!応援しています。


ここまで中小企業診断士について、どんな仕事なのか、どんな魅力があるのかといった基礎的な内容から、試験の内容、勉強方法、資格取得後の年収などあるゆる面で中小企業診断士についての理解を深めてきました。

中小企業診断士は資格を取得したらすぐに年収が上がるような仕事ではなく、資格取得後も自己研鑽が必要な資格です。しかし、多くの方に貢献することができ、必要とされる仕事ですので、生涯に渡ってやりがいがある仕事だと言えます。

資格を取得することももちろん大切ですが、どういった勉強方法をすればより理解が深まり資格取得後も知識を活かせるかを考えることはもっと大切なこととなります。自分が目標とする働き方を実現するために、自分にとって最もあった勉強方法を選んでみてください!

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