【2021】薬剤師の転職完全ガイド!おすすめ4社を徹底比較!

転職をしたいけど、「転職サイト」や「転職エージェント」どちらを使ったほうがいいのか?どちらの方が自分に向いているのかと考えている方も多いのでは?

この記事では、薬剤師で転職を検討されている方のために、「薬剤師の転職サイト」や「薬剤師のエージェント」についてや、薬剤師として働く上で年収を上げるために大切なことをまとめています。

今回、薬剤師、鍼灸師、ヨガインストラクターなど多方面で活躍されている井土利恵さんに薬剤師の転職の方法やキャリアについてお話をしていただきました。

この記事のエキスパート

井土利恵

薬剤師として調剤薬局に勤務後、東洋医学の世界に興味を持ち漢方薬局へ。 その後、働きながら夜間の専門学校へ通い、在...

——最初に井土さんが薬剤師を目指したきっかけを教えていただけますか?

私が薬剤師を目指したきっかけは「魔女の宅急便」でした。主人公キキのお母さんが魔女で薬草の調合をして薬を作っているのですが、その様子をはじめて見たときから、私もこの仕事がしたい!と思うようになって薬剤師を目指しました。

——面白いきっかけですね!実現はできましたか?

魔女にはなれませんでしたが、薬剤師にはなりましたし、漢方薬局で調合などすることができました。また、今は患者さんの悩みにあわせてハーブティーをブレンドしたりもしています!

——オリジナルハーブティー!すごいですね! 

新型コロナの影響で薬剤師求人市場は危機に直面している

多くの業界に多大な影響を与えている新型コロナウイルス感染症の拡大ですが、薬剤師業界も影響を受けている業界の1つです。影響は小さくなく、薬剤師業界が危機に直面していると言われるほどです。

様々な影響がありますが、その中でも最も大きな影響は「新型コロナウイルス感染への不安から、医療機関に行くことを控える人が増えている」ことです。

健康保険組合連合会が出しているデータを確認すると、新型コロナウイルス感染拡大前の令和1年の同月比で、調剤医療費総額、延べ処方箋枚数ともに減少傾向となっています。特に延べ処方箋枚数に関しては、多い月では27%を超える減少率となっています。

同データを確認すると、延べ処方箋枚数は減少している中で、処方箋1枚あたりの医療費は前年同月比で増加しており、多い月では25%を超える伸び率となっています。

参考データ:https://www.kenporen.com/toukei_data/pdf/chosa_r02_02-11.pdf

つまり、人的接触を避けるために、医師または患者自身が1回の医療機関受診あたりに処方してもらう薬の量を増やしていることが考えられます。延べ処方箋枚数の減少、処方箋1枚あたりの医療費の増加は薬局で働く薬剤師の人員配置に直接影響します。1人の薬剤師が1日に対応できる処方箋枚数は40枚までと定められているため、これまで取り扱う処方箋枚数が多い薬局では人員を多く配置していました。

しかし、処方箋枚数の減少により多くの薬剤師が必要なくなった薬局では、人員の削減や雇用体系の見直しがすでに起こり、薬剤師の雇用や働き方に影響を与えています。

派遣で働くパート薬剤師は特に気を付けよう

新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けている薬剤師業界ですが、特に派遣やパートで働いている、非正規雇用の薬剤師の影響は非常に大きくなっています。

非正規雇用の薬剤士求人は新型コロナウイルス感染拡大後に減少傾向となっています。また、現在非正規雇用の薬剤師として働いている場合も勤務日数や勤務時間の削減がされ、給与が落ちる結果となっています。

フレキシブルな働き方ができて人気なパートな派遣といった非正規雇用の薬剤師ですが、自由な一方で、雇用主側もフレキシブルに条件を変更しやすいものとなっていますので、就職時から留意しておく必要はあるでしょう。

薬剤師が年収を上げるには何をすればいいの?

ここでは、薬剤師として働く中でなにをしたら年収が上がるのか、どういった取り組みをすれば年収があがるのかについて解説していきます。

——井土さんが薬剤師として年収を上げるために取り組んだことを教えていただけますか?

年収は勤続年数が増えるごとに上がっていきましたが、それよりも転職するごとに上がっていくのが大きかったです。

——転職の際はご自身で交渉されたりしたのですか?

直接自分で交渉することはなくて、転職エージェントが頑張ってくれました。私を含めて、周りをみても転職するごとに年収が上がって行く方は多かったように思います。

直接会社と年収交渉をする

現在お勤めの会社に直接交渉をして給料を上げる方法があります。

人事考課のタイミングや、上司との面談等のタイミングで交渉を行います。単純に「給料を上げてください」と伝えても話は通りづらいため、会社での自分の実績等アピールできる要素をまとめて交渉に臨むようにしましょう。

給料を上げる方法として紹介はしていますが、現在の職場で昇進や役職を得ることなく年収アップを狙うのは最も困難な方法と言えるかもしれません。

昇進して役職持ち(管理薬剤師)になる

2つ目の年収を上げる方法が昇進することや役職を持つこと、具体的には管理薬剤師になったり、薬局の店長を目指したりすることです。

役職や立場ごとに給与の設定は変わり、基本的には立場が上になるほど給与は高くなります。したがって、現在の職場での年収アップを目指す場合には、職場内で上の立場を目指すことが最も給与を上げやすい方法です。

働き方自体を変える(より条件のいい会社に転職する)

同じ薬剤師資格の仕事であっても雇用形態や働く場所(地域)、働く先(会社)によって大きく年収は変わってきます。

まず雇用形態では、非正規社員よりも正社員の方が年収が高くなる傾向があります。月収でみると正社員よりも派遣の方が高くなる場合もありますが、ボーナスなどを加算して考えると正社員の方が年収が高くなるケースがほとんどです。ですので、現在パートや派遣として働かれていて、今後年収を上げたいと考えている方は正社員への転職を目指すのが年収をあげるわかりやすい方法となります。

続いて働く場所(地域)です。薬剤師は勤務場所で大きく収入が異なる職業です。多くの職業では、都会は年収が高く地方は安いのが一般的です。しかし薬剤師の場合は一般的な傾向とは異なり、地方の方が年収が高くなるケースが多々あります。タイミングによって変わるので、一概にこの場所の年収が高いと言い切ることはできませんが、住む場所にこだわりのない方は場所を問わずに求人を探してみたり、エージェントに探してもらったりすることをおすすめします。

最後に働く先(会社)です。薬剤師が働く場所では製薬会社やドラッグストア、調剤薬局、病院など様々な場所があり、それぞれで年収水準が異なってきます。一般の企業で言えば外資の方が年収が高くなる傾向もあります。病院や薬局であれば経営規模によっても年収に差がでてきます。ご自身の理想の働き方、希望の年収によって選び方が変わってきますので、希望が明確な方以外は、一度エージェントに相談してみると働き方の選択肢が広がるのでおすすめです。

——井土さんは薬剤師としてはどのようなキャリアを歩まれてきたのですか?

最初は病院の前の調剤薬局からキャリアをスタートしました。次に違う調剤薬局に転職して、その次は漢方薬局、そして現在が鍼灸師として独立しています。

——最初の調剤薬局から違う調剤薬局に転職した理由を教えていただけますか?

最初に務めた調剤薬局は多くの店舗を持っている大手企業でした。当時、薬剤師の数が少ないこともあり、他の店舗に補助に行かなければならないことも多く、色々な場所に移動することがしんどかったので転職をしました。

——移動するのは確かに大変そうですね。その次の転職は調剤薬局から漢方薬局と大きく変化しているように思いますが、なにかきっかけはあったのですか?

調剤薬局に務めていた時に、ずっと薬局に通っている患者さんがいました。その方のカルテをみたら、あまり変化がなく、私の仕事ってなんのためにやっているのだろう?なにかもっと貢献できればいいなと思いました。そして色々調べていると、調剤薬局は西洋医学で患者さんに接する仕事になるのですが、違うアプローチで東洋医学でアプローチする方法「漢方薬局」の存在を知りました。調べているうちに興味がでてきたり、今まで違った貢献ができるのはないと考えたりで漢方薬局に転職をしました。

薬剤師転職成功のコツを一挙公開!

ここでは、薬剤師として転職をする時に、転職活動を成功に導くコツを紹介していきます。コツを覚えて実践するだけでも結果は大きく変わってきますので、ぜひ参考にしてみてください。

退職・転職理由は前向きなものにする

職場での人間関係、仕事が忙しすぎる、仕事が楽しくない、など本人都合と捉えられる理由はマイナスの印象となっていまいます。一方で、結婚、出産、介護、育児といった家族関係の理由や、会社が倒産したなど自分ではどうしようもなかった理由はマイナスになることはありません

また、キャリアップのためや、社会貢献のためといった理由は成長意欲や貢献意欲が感じられてプラスに捉えられることもあります。面接での印象はポジティブな方がプラスの評価になる場合がほとんどです。できる限りネガティブな印象を与えないように転職理由を伝える工夫をしましょう。

——薬剤師として働かれていた時に大変だったことを教えてください。

大変だったことはお客様個々人にあわせた対応でした。癖のある方やこだわりのある方、例えばお釣りがピン札じゃないとだめだとか、特定の薬剤師以外には処方されたくない。など色々な要望がありました。患者さんなのでできる限り気をつかう必要はあるので、気をつかうという点は大変だったといえるかもしれません。

——井土さんのお知り合いや同じ職場だった方などはどんな悩みを抱えていましたか?

薬局は狭いこともあり、ずっと近くに人がいる状態になるので人間関係で悩んでいる方は多かった印象です。また、薬局ではない場合も、薬剤師同士、上司と、医療事務の方となど色々な面で、やはり人間関係で悩んでいる方は多かったです。

——人間関係は大変そうですね。人間関係などで転職したいと思った時にまずはどのように行動するのがおすすめですか?

転職サイトやエージェントに登録して、コンサルタントにヒアリングしてもらうことがおすすめです。これまで知らなかった職場を紹介してもらえ、自分自身の世界が広がるので、まずは登録相談してみることがいいと思います。

志望動機は相手にメリットがあるものにする

志望動機は自分の希望を伝えることも大切ですが、相手にとって自分を採用するメリットを伝えることがより大切です。

自分が雇われたとき「どんなことで貢献できるか?」「どんなシーンで活躍できるか?」「チームでの活動でどのような立ち位置で働けるか?」「どんな変化を与えられるか」など、具体的に相手が想像できるように伝えることが大切です。

具体的に相手に伝えるためのポイントは、実績を曖昧な表現を避けて伝えることです。例えば「時期」や「結果」、「人数」や「金額」など数値的な表現があるとわかりやすくなります。がんばれると思う、貢献できると思うといったあやふやな表現は避けるようにしてください。

総合大手ではなく薬剤師専門の紹介会社を使う

転職サイトやエージェントに関して、総合的に色々な求人を紹介してくれる求人サイトや紹介会社もありますが、薬剤師の転職に関しては、薬剤師専門の紹介会社を利用することが転職成功の秘訣です。

薬剤師専門の紹介会社の場合、企業の内情にも詳しいですし、これまで転職に成功した人、失敗した人を数多く見てきた経験から、成功するための方法を教えてもらうことも可能です。

また、自分が行きたい企業にこれまで紹介した実績があれば、どのような人が採用されたのかなど情報を得ることも可能で、転職活動を有利に進められるようになります。転職活動は他の転職希望やよりも多くの情報を取得し、相手企業にあわせることも転職を成功するためには必要な要素になります。薬剤師専門の紹介会社の方が圧倒的に多くの情報を持っていますので、うまく活用するようにしてみてください。

——井土さんが転職エージェントを使ってみてよかったと思うことを教えていただけますか?

自分で求人を探すには数が多すぎて大変ですが、エージェントならこちらから条件を伝えればあった条件で求人を紹介してくれる点がよかったです。また、自分では直接は聞きづらい有給の取得率や、残業は実際どのくらいあるかなども聞いてくれるので助かりました。

薬剤師転職サイト・転職エージェントのおすすめランキング

看護師転職で抑えておきたい5つのおすすめのサイトを紹介します。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフのおすすめポイント

  • 調剤薬局の求人数が業界トップクラス
  • 20年以上の転職支援実績、サポート力も高い
  • 好条件の派遣求人が豊富

ファルマスタッフは東証一部上場の「日本調剤グループ」の転職支援サービスで、調剤薬局の求人数が業界トップクラス。また、求人数が多いだけでなく、求人内容をみてみると高時給好待遇の求人をたくさん扱っています。薬剤師に選ばれる転職サイトNo1にも選ばれており、転職相談の満足度は96.5%と非常に高い結果となっています。

時給3,000円以上や年収600万円以上などの高給与、土日休み。18時までの職場など様々な条件で求人を探すことができる点や、転職後のアフターフォローも充実しているのが特徴です。

今の職場よりも高収入高待遇で探したい方、はじめての転職活動なので色々と相談したい方、正社員か派遣か決めてないので広く求人を探したい方におすすめの転職サイトです。

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師のおすすめポイント

  • 一般企業への案件に強み
  • 人材紹介最大手でありノウハウが豊富
  • 短期間で転職を可能にするサポート体制

リクナビ薬剤師は人材紹介業最大手のリクルートグループが運営する薬剤師転職サービスです。

人材紹介最大手であるため実績やノウハウも豊富です。コンサルタント1人1人が薬剤師を企業に紹介する能力が高いため、競争率の高い企業への求人では優位に立てる可能性が高いです。

また、特徴として一般企業への転職に強い点があげられます。製薬メーカーやドラッグストアーチェーンなどとのつながりも強くなっているので、大手の会社に就職したい方は登録しておきたいサービスといえるでしょう。

薬キャリ(エムスリーキャリア)

薬キャリのおすすめポイント

  • 総合満足度No1の薬剤師転職サイト
  • エムスリー運営で医療業界に強いコネクション
  • ママ薬剤師向けの検索ができる

薬キャリはエムスリーキャリアが運営する薬剤師転職サイトで、15年以上医療業界に特化したサービスを提供しています。求人の質の高さや丁寧なキャリアヒアリングが高評価につながり、薬剤師転職サイトで総合満足度No1の転職サイトとなっています。

病院や医療施設と強いコネクションがあるため、病院薬剤師や調剤薬局への転職を目指す方には必須の転職サービスとなります。

また、薬キャリでは求人検索をするときに「ママ薬剤師向けの求人」で絞り込むことが可能です。子育てで忙しいことを考慮した上で面接日程や条件の交渉もしてくれますので、子育てをしながら転職活動をされる方には非常に嬉しい使いやすい転職サービスといえるでしょう。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師のおすすめポイント

  • マイナビグループの知名度と営業力を活かした多様な求人
  • 転職サポート力に定評あり
  • 全国15拠点で対面面談が可能

マイナビ薬剤師は総合的な人材紹介業を展開するマイナビグループが運営する薬剤師転職サービスです。

マイナビグループの知名度や営業力を活かして全国の求人情報を扱っており、大手企業はもちろん、地域密着型の企業まで幅広く求人を紹介してくれます。

さらに、マイナビ薬剤師は転職サポート力に定評があり、エージェントとじっくりと相談ができたり、アドバイスがもらえたりもするので、はじめての転職の方でも安心して転職活動をすすめることが可能です。また、全国15拠点に支店を持っているので、地方で転職活動をする場合も直接コンサルタントに相談することが可能です。

井土さんに実際に使用するうえで注意した方がいいポイントを聞きました!

——薬剤師の方が転職エージェントや転職サイトを利用するうえで注意したほうがいいことを教えていただけますか?

自分の希望や自分が大切にしていることを明確にすることが大切だと思います。例えば、組織の規模や給与、働く時間や休日、職務や通勤時間など、色々な要素がありますが、自分の中で優先順位や妥協できないことを決めて、エージェントにきっちりと伝えることが重要です。これをやっていないと「ちょっと違った」と後悔することにつながってしまうと思います。

——自分の希望を明確に伝える!まずは自分の中での整理が大切そうですね!

そうですね!エージェントの方は色々な求人を探してくれるので、まずは条件を明確に伝えるのが大切だと思います。

——その他になにかやったほうがいいと思うことはありますか?

エージェントが紹介してくれた案件は、できれば現地に少しでも見に行くことをおすすめします。薬局やドラッグストアならお客として入ることもできるので、中に入ってみて、私語が多い、活気がある、殺伐としているなど、少しでも雰囲気を探りに行ったほうがミスマッチが減ると思います。あと、実際に通勤することになる時間に道路状況や電車の混雑具合を確認するのもいいと思います。

薬剤師に人気の転職先と平均年収ランキング

ここでは薬剤師に人気の転職先と平均年収のランキングを紹介します。

MR(医薬情報担当者)700万円程度
ドラッグストア500~600万円程度
食品、化粧品メーカー350万円~700万円程度
調剤薬局450~550万円程度
CRA(臨床開発モニター)450万円程度
病院薬剤師350~400万円程度
CRC(治験コーディネーター)350~400万円程度
公務員薬剤師300万円程度

それぞれの仕事内容については以下を参考にしてみてください。

MR(医薬情報担当者)

MRは製薬会社の営業及び広報担当者のことを指します。商品の品質や効能、安全性などを医師や薬剤師に提供する役割を担っています。

MRの平均年収は700万円程度とかなり高水準。どんな企業を選んでも一定水準以上の年収が期待できますし、大企業の求人を選べば年収1,000万円以上も超えてきます。

外資系企業などの製薬会社では完全歩合制をとっていることも珍しくありません。自分の努力次第で年収が上がることは喜ばしいですが、安定性やストレスの少なさを求める方にとっては負担になりかねませんので、年収以外の要素も考慮して企業選びをするようにしましょう。

ドラッグストア

薬剤師が活躍する職場の1つとしてドラッグストアがあります。

近年ドラッグストアは休職に店舗展開を拡大しているため、慢性的な人材不足となっています。人材不足のため、高い年収を出して薬剤師を採用している傾向にあり、ドラッグストアで働く薬剤師の平均年収は500万円~600万円程度となっています。

ドラッグストアで働く薬剤師は、訪れるお客様の医薬品の相談相手になったり、サプリメントや食品などについても相談をされることがあります。そのため、医薬品はもちろんのこと、様々な商品に関する知識やコミュニケーション能力も大切な能力となる職場といえるでしょう。

食品・化粧品メーカー

メーカーで働く薬剤師の主な業務内容は「研究開発」と「管理部門」となります。

平均的な年収をみると350万~700万円程度となっており、管理職など役職がつくことによって高い年収を手に入れることができます。特に研究職や開発職は給与が高くなる傾向となっています。

薬事的な観点を活かして新製品の開発や研究に携われることがやりがいですが、求人数が少なく募集が限られているため狭き門だといえます。

調剤薬局

薬剤師の勤務先として多い場所の1つとして調剤薬局があげられます。病院に併設されている薬局も多いので利用されている方も多いのではないでしょうか。

そんな調剤薬局勤務の薬剤師の平均年収は450万円~550万円程度とされており、新卒時から高めの年収を得ることができるが、一般職のままだと年収の頭打ちがすぐにきてしまうと言われています。役職を上げ管理薬剤師となると年収500万~650万円程度とあがってきます。

また、役職以外での薬局の規模や勤務地域によっても平均年収が大きく異なりますので、希望勤務地域に関してエージェントに平均年収などを聞いてみることがおすすめです。

調剤薬局で働くことは、患者様と直接コミュニケーションが取れることや、雇用形態によって様々な働き方が選べることが大きな魅力といえるでしょう。

CRA(臨床開発モニター)

CRAは「Clinical Research Associate」の略で、臨床開発モニターやモニターと呼ばれる仕事です。主な仕事は治験が医療機関において正しく治験実施計画書に基づいて行われているかチェックをすることです。

CRAになるためには製薬会社の開発部門に所属、または企業から臨床試験を受託している組織に所属する必要があります。

平均的な年収は新入社員では450万円程度中堅社員で520万程度ディレクター職で800万円程度となっています。中には年収は1,000万円も超えるCRAもおり、所属する組織や立場によって大きく年収が変わる職種だといえるでしょう。

開発に携わることから非常に人気があるCRAですが、採用人数が少ないこともあり、簡単に就職決まらないこともあります。ですので、CRAへのになりたい場合は、積極的に求人等の情報収取を行ってCRAへの道を開いていくことをおすすめします。

病院薬剤師

病院薬剤師は名前の通り、病院内で働く薬剤師のことを指します。医師をはじめ、看護師や病院内の他の部署との連携が重要となる職場ですので、コミュニケーション能力が求められます。

病院看護師の大きな魅力は患者さんと向き合いながら臨床治療に携われることです。調剤薬局やドラッグストアでは患者さんの病状や医療方針の把握は難しいですが、病院の場合は対面しながら踏み込んだ服薬指導を行うことが可能です。患者さんと密接に関わることにやりがいや、誇りを感じられる職場といえるでしょう。

病院薬剤師の平均年収は350万円~400万円程度で薬剤師の主任だと年収500万円程度、部長となっていくと年収600~700万円程度となっていきます。

年収は他の職場よりも低いですが、先進医療を扱える、患者に寄り添った医療を提供できるという点からやりがいを感じられるという意見が多く人気がある職場です。

CRC(治験コーディネーター)

治験コーディネーターは、治験を実施する際に、製薬会社と医療機関、患者様の間にたち、治験がスムーズに進行できるようにサポートをする仕事です。

治験内容の説明や、被験者のケアやサポートをすることなども仕事としてあげられます。

治験コーディネーターとして働くには、治験施設支援機関に所属して派遣されるパターンと、大学業院や研究施設などに所属して院内治験コーディネーターとして働くパターンがあります。

平均年収は未経験者の場合は300~400万円程度、経験者の場合は400~500万円程度となっており、治験業務全体を統括できる立場になると年収1,000万円を超えるケースもでてきます。

公務員薬剤師

薬剤師や調剤薬局やドラッグストアで働くイメージが強いですが、都道府県などに所属して公務員として働く薬剤師も一定数います。

公務員薬剤師の働き方は3種類で、「国家公務員薬剤師」「地方公務員薬剤師」「麻薬取締役官」となります。それぞれ薬剤師資格以外に指定の試験を合格することで就職が可能となります。

公務員薬剤師の魅力は、民間企業に比べて安定していること、福利厚生が充実していること、収入が安定していることがあげられます。

平均年収でみると最初は300万円程度と薬剤師全体の平均年収よりも低めとなっていますが、公務員薬剤師や長く務めるほどに高待遇となっていき、退職金の支給額も高くなっています。ですので、生涯年収でみると遜色ない年収となっています。

——井土さんは調剤薬局から漢方薬局に転職されたあとに、鍼灸師として活躍されており、いわゆる異業種へ転職をされていますが、薬剤師の方で異業種に行かれる方は多いのですか?

異業種とまではいきませんが、薬剤師の資格を活かして自分で会社を起こして化粧品を作っている方もいますね。やはり薬剤師の資格を持っていると、一度失敗したとしても、また薬剤師として就職することが可能なので、色々と挑戦しやすい環境にはあると思います。

——今のお仕事で薬剤師の資格が役立つことはありますか?

2つ役立っていることがあって、1つ目は信頼度が高いことですね。鍼灸師としての歴は浅いのですが、薬剤師の資格を持っていることで大きく信頼される面があります。2つ目は色々な相談に乗れたり、アドバイスができることです。患者さんの不調を聞いたり、実際に施術をしていく中で、これまでの経験からこんな漢方を飲んでみたらいいんじゃないか?など提案できるので非常に役立っています。

薬剤師転職Q&A

ここでは薬剤師の転職に関してよくある質問に回答していきます。

新卒や未経験でも転職で成功するには?

薬剤師でも新卒ですぐに、未経験での転職は当たり前です。新卒の場合も未経験の場合も共通していえる大切なことは、面接対策をしっかりと行うことです。想定される質問に明確に回答できるように準備をする、志望動機を相手にとってメリットのあるものにすることが大切です。

ただし、これまで転職経験がない場合は1人で対策をするのは難しいですので、転職サイトのコンサルタントに相談することがおすすめです。薬剤師の転職支援に豊富な経験を持ったコンサルタントが面接の対策や書類の書き方、細かな悩みへの対応もしてくれますので、気軽に相談してみることをおすすめします。

未経験の転職において、面接対策以外に大切なことがあと2つあります。

1つは年収ダウンを受け入れることです。未経験の場合は年収が下がることも一般的です。まずは未経験にチャレンジする。経験を積んだら更に転職をして年収が上がる職場に移動するなどキャリア設計をすることが大切です。2つ目は入社後のフォローが手厚い企業を選ぶことです。

未経験で就職する場合は入社後の研修やフォロー体制がしっかりと組まれた企業に就職することが安心ですし、自身にとってもきっちりと学ぶことができるので成長に繋がりやすくなります。自分でフォロー体制の有無は把握しづらいので、フォロー体制が整っている企業かどうかは、行きたいと思っている企業の社員に知り合いがいれば聞いてみるか、転職サイトのコンサルタントに聞いてみることをおすすめします。

——井土さんは薬剤師が未経験の仕事や業界に転職することについてどう思いますか?

やりたいと思ったことであればどんどんチャレンジしたほうがいいと思います!薬剤師の資格をもっていれば、仮に新しい場所で失敗しても、また資格を活かして転職することが可能ですので、そんなに困ることはないと思います。なので、どんどん強気にチャレンジしてほしいと思いますね!

20~30代で年収を1000万まで上げるには?

薬剤師全体の平均年収は590万円と言われていますので、年収1,000万円を20~30代で稼ぐとなると非常にハードルが高いことにはなりますが、可能です。

若くして高収入を目指すならば、製薬会社のMRへの就職がおすすめです。MRは営業職に該当する仕事ですので、個人の売上や業績に連動してインセンティブが支払われることが多くあります。自身の頑張りによって給与額が大きく変わって来るので、努力次第で20~30代でも年収1,000万円以上をもらうことは可能です。

ただし、企業によって年収も大きく異なるので、どこの企業の年収が高いのか、インセンティブが高いのかなどは転職サイトのコンサルタントに聞いてみるといいでしょう。

40~50代で転職するときに気を付けることは?

薬剤師は医療系の国家資格の中でも難関資格となるので40代を過ぎても転職需要はあります。

しかしながら、気をつけなければならない点が2点あります。

それは、希望をすべて満たした求人を見つけるのは難しいという点と年齢にあった転職先を選ぶ必要があるという点です。40代以上はあまり採用していないような企業もあるように、年齢が上がるごとにやはり転職先の選択肢は減ってきます。ですので、ご自身のすべての希望を叶えるような転職ができなくなる場合もあります。自身の希望条件の中で、これだけは外せない、これは優先したいときっちりと優先事項を整理したり、妥協できる要素を決めたりすることが転職成功の秘訣となります。

ママ薬剤師で転職する際、志望動機は何といえばいい?

ママ薬剤師として転職をする時には以下の4点について、明確に答えられるようにしておくことがベストです。

  • これまでにどんな仕事をしていて、何が強みだったか
  • なぜこの職場を志望したのか
  • 復職しようと思った理由
  • これからのキャリアプラン(どのような働き方をしたいか)

実際の志望動機が時短勤務できるから、家が近いからということもあると思いますが、それは個人的な希望であって、企業目線で考えると採用したい理由には繋がりません。あくまで志望動機は企業から見た時に「採用するメリットを感じられるか」という視点で作成するようにしてください。

今後のキャリアに不安があるならまずは薬剤師転職サイトに登録すべき

——-最後に薬剤師で転職に悩んでいる方にコメントをお願いします

転職したあとに「失敗」と思うか「経験」と思うかは考え方次第です。薬剤師という国家資格を持っている限りはそこまで職に困ることはありませんので、今の職場で少しでもモヤモヤとすることがあれば思い切って転職することがおすすめです!悩んでいる時間の方がもったいないですよ!

——-やっぱり、薬剤師という国家資格を持っているのは強そうですね!

おっしゃるとおりだと思います!薬剤師の資格を持っているだけで周りからの信頼度も違いますので、私は今の職業(鍼灸師)としても非常に役立っています。薬剤師以外へ転職を考えている方も、もし薬剤師以外で全く合わなければ、また薬剤師に戻ればいいのでぜひチャレンジしてみてほしいですね!


薬剤師として活躍できる場は多岐に渡ります。自分では新しい場所を探せなくても、自分の考え方や価値観を転職サイトのコンサルタントと話をする中で、自分にあった求人や新しい世界を紹介してもらえる可能も大いにあります。

少しでも現在の職場で迷いがある方、まずは求人サイトに登録してみてはいかがでしょうか。きっと世界が広がると思いますよ。

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